難しい用語が多くて、困ってて…
そもそも高配当株ってどう選べばいいの?
そんな悩みがある人いませんか。今回はそんな悩みを解消すべく、高配当株で始めるなら知っておきたい基本用語をまとめました。分析系の用語は意味だけでなく、目安や具体例なども紹介していきますね。
- 投資を始めたばかりで、証券用語に詳しくなりたい
- 高配当株を買う際の目安を知りたい
この記事は、
- NISA投資歴7年
- FP2級技能士の資格保有
- 借金200万から純資産5000万達成
- 年間配当金は100万円超え
僕「ダズぱぱ」が、高配当株の基本用語を初心者向けにやさしく解説していきます。
用語の意味だけじゃなく
目安や具体例なども紹介するねー
高配当株の基本用語
ここでは、高配当株投資を始める前に知っておくべき、超基本的な3つの用語について解説します。
配当
配当とは、企業が株主に対して利益の一部を分配することです。配当金は一般的に年に一度または数回に分けて支払われます。
配当利回り
配当利回りは、配当金の年間合計額を現在の株価で割ったものです。この数値は、投資に対する収益率を示します。
高配当株
高配当株は、平均よりも高い配当利回りを提供する株式を指します。これらの株は、安定した収入源として投資家に人気があります。
一般的には配当利回りが3%以上の株を「高配当」と見なすことが多い。
※東京プライム市場の平均利回りが約2.25%なので、高配当株の方が市場平均よりも高い。
高配当株の分析用語
高配当株投資において、銘柄選びは非常に重要です。ここでは、銘柄選定に役立つ8つの重要な分析用語とその目安を解説します。
1株あたり配当金
1株あたり配当金は、企業が1株につき支払う配当金の額を意味します。この数字は、企業の利益分配ポリシーを理解するのに役立ちます。
- 安定的に配当があるか(減配がないか)
- 配当金が右肩上がりになってるか
配当性向
配当性向は、企業の純利益のうちどれだけを配当金として株主に分配しているかを示す比率です。安定した配当性向は、企業の財務的安定性を示唆します。
- 30%~50%の範囲
PBR(株価純資産倍率)
PBRは企業の株価がその企業の純資産に対してどれだけ高いかを示します。1を下回る株価は割安と見なされることがあります。
- 1倍以下が割安とされる
PER(株価収益率)
PERは株価を1株当たり利益で割ったもので、株価が企業の利益に対してどれだけ高いかを示します。一般的に低いPERは割安な株とされます。
- 15倍以下が割安とされる
売上高
売上高は、企業がその期間に得た総売上の金額です。企業の規模や市場での地位を理解するのに役立ちます。
- 右肩上がりになってるか
- 安定しているか
営業利益率
営業利益率は、売上高に対する営業利益の割合を示し、企業の効率性や収益性を測る指標です。
- 10%以上かどうか
EPS(一株当たり利益)
EPSは、企業の純利益を発行済み株式総数で割った値です。企業の収益性を株式投資家の視点から評価するのに使われます。
- 右肩上がりになってるか
自己資本比率
自己資本比率は、企業の総資産に占める自己資本の割合です。この比率が高いと、財務的に安定していると見なされます。
- 40%以上かどうか
銘柄分析ツールの紹介
銘柄情報はどこでもある程度入手できますが、銘柄分析しやすくグラフでまとまったもの、最新情報や過去の推移がわかるものなど、役立つWebサイトをいくつか紹介しますね。
バフェット・コード
バフェット・コードは、株式投資家のための銘柄分析ツールです。企業の財務データや株価情報、歴史的なパフォーマンスなど、株式投資に必要な情報を総合的に提供しています。直感的なインターフェイスで初心者でも使いやすいのが特徴です。
グラフでパッと全体像を把握できる!
IRバンク
IRバンクは、企業のIR(投資家向け情報)を集約したデータベースサービスです。各企業の業績報告、財務諸表、株主通信などの情報を一覧で確認でき、企業の財務状況や経営方針を詳細に分析するのに適しています。投資判断の前に幅広い情報を得るために役立ちます。
最新の配当予想や業績情報を入手できる!
関連用語の紹介
ここでは、株を買うときに特に知っておきたいいくつかの重要な用語を紹介します。
権利付最終日
権利付き最終日は、配当権利や株主総会の参加権利など、特定の株主権利を受け取るために株を保有している必要がある最終日です。この日に株を持っていることが、権利の獲得に重要です。
- 権利付最終日
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この日に株を持っていれば、配当や株主優待をもらう権利がある
- 権利落ち日
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権利付最終日の翌日(この日に株を買っても、次の権利付最終日まで配当や優待をもらう権利は発生しない)。正式には「権利落ち日」だが、同じ意味で「配当落ち日」が使われることもある。
単元未満株
単元未満株は、市場で一般的に取引される最小株数(単元株)より少ない株数のことを指します。これにより、高額な株でも少額の投資が可能になります。
SBI証券の「S株」、楽天証券の「かぶミニ」のことか!
NISA(少額投資非課税制度)
NISAは日本の少額投資非課税制度です。一定期間内の投資に対する利益が非課税になるため、特に投資初心者には有利な制度です。
新NISAの成長投資枠なら高配当株にも投資できるよ!
上手に活用すれば配当金も非課税でもらえるねー
Q&A
- 配当利回りが高い株は必ずしも良い投資ではないのはなぜ?
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配当利回りが高い株は、時にリスクが伴う場合があります。株価が低下しているために利回りが高く見える場合もあるため、全体的な企業の健全性も考慮する必要があります。
- 高配当株を選ぶ際に最も重要な点は何?
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高配当株を選ぶ際には、企業の財務安定性、長期的な利益の持続性、配当の成長性などを考慮することが重要です。単に高い配当利回りだけでなく、その持続可能性も重要です。
- 全ての分析用語(指標)の目安を満たす必要ある?
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チェックポイントはあくまで目安ですが、満たない銘柄を買う場合はなぜ問題ないか自分自身で答えられるまで調べることをおすすめします。
<例1>銘柄Aは自己資本比率10%と目安より低いが、銀行業として問題ない水準だから問題ない
<例2>銘柄Bは昨年減配したが、一昨年特別分配があったためで、原則増配傾向なので問題ない
まとめ
この記事で紹介した用語は、高配当株投資にとって重要なものばかりです。でも用語の意味を頭に入れただけでは、実際の投資に役立つ深い理解にはつながらないかもしれません。
これらの用語、全部覚えられるか自信ないな…
大丈夫!最初は少額から始めて
経験しながら少しずつ理解を深めていけばOK
まず少額で実際に投資を始めることで、これらの用語の意味や使い方などの理解が徐々に深まっていきます。みんなも一緒に学んで、配当金増やしていきましょう。